今年の初め、妻の父親からフィルムカメラをもらった。
30年ほど前のもので、妻やその姉が子供のときに使っていたものだそうだ。
カメラバッグの中に当時のフィルムも入っていた。
見ればとっくに使用期限が過ぎていたが、どんな色が出るか、撮ってみた。
ざらつきがすごい。
でもこれはこれで味があって好きだ。
フィルムは若者の間でちょっとしたブームらしい。
スマホなどのデジタルカメラが当たり前のこの時代に、フィルムが好まれる理由は分かる気がする。
何と言うか、写真らしく撮れる。自分は31歳になるが、フィルムで撮った写真を見ると「子供のときの写真はこんな感じだった」とどこか懐かしく思える。
撮る方にしてみれば、デジタルみたいに何枚も撮れないし、フィルム代、現像代もかかるからコスパ悪いが、その不便さも良いところ。
適度な緊張感が生まれると前向きにとらえることにしている。
撮ってすぐに見ることできないから、絞りの調整やシャッタースピードで写りがどうなるかなど、経験を積むしかない。もっと練習しよう。